伊万里未来プランナー

【レポート】伊万里未来プランナー養成講座

2019年10月19日(土)に、佐賀県伊万里市で開催された「伊万里未来プランナー養成講座」(主催:伊万里市教育委員会)にて、 NPO法人 coco change の山本とNPO法人 コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンの会沢が講師を務めました。

「伊万里未来プランナー養成講座」は、伊万里市での国の地方創生に対応し、平成27年に「伊万里市まち・ひと・しごと創生総合戦略」という計画が策定され、その事業の一環として平成28年から開催されています。

高校生を対象に、自分の大切にしていることについて考え、同世代で話し
、伊万里で活躍する先輩と交流することで、お互いの思いを共有し、新たな
価値観の発見につなげる。また、未来の伊万里について想像することで「ふ
るさと伊万里」の価値を再認識し地元について考えるきっかけとすることを
目的としています。

今年の講座は、コミュニティ・オーガナイジングの要素を用いつつも、高校生が取り組みやすい内容になるように企画を考え、準備を行いました。

講座の開催場所は「PORTO 3316」のコワーキングスペースのワンフロアを、自由に使わせていただきました。おしゃれな空間に、スタッフも高校生もテンションがあがりました。

10時からの開始に向けて、続々と高校生のみなさんが集まります。

こちらの会議室がワークショップのメイン会場

始めに、教育委員会中野部長より主催者あいさつをいただき、会場を提供してくださったPORTの森戸さんからは会場の説明と諸注意がありました。

今日の講座の目的とゴール、今日のすることを確認し、アイスブレイクの1分自己紹介から始めました。ファシリテーター(講師)の私たちがお手本を見せ、グループごとに1番に話す人とタイムキーパーを決めて開始です。

秒・分単位でワークを進めることにより、時間の大切さも学びます。
1分だけど、意外と話せる!タイマー使いながらなんて初めて!

最初のワークは
「自分や相手の大切にしている想いを知る~相互インタビュー~」
用意された質問シートの内容でインタビューをします。時間は6分。インタビューする人、記録する人、タイムキーパーと役割を決めて順番に行っていきます。

こちらもまずはファシリテーターがお手本を見せ、その後、3グループ、14名が思い思いの場所で相互インタビューをしました。今日初めて会って、学校や学年もバラバラで緊張していましたが、すぐに打ち解け、どのグループも話しが弾んでいる様子でした。

インタビューが終わった後は、自分の質問シートを受け取り、以下の質問について改めて自分でまとめてグループで共有します。
①今まで生きてきた中で感じた、人生で一番大事にしたい想いは何ですか?
②これからも、その想いを大事にしていくために、心がけたいことや意識したいことは何でしょうか?

3つのグループでそれぞれ出てきた想いを全体で共有しました。

お昼休み前には、伊万里農林高校のみなさんが作ってくれたマドレーヌを頂きました。とても美味しかったです。ありがとうございました!

午後最初のワークは
「伊万里で活躍する先輩の”大切にしている想い”を知ろう~先輩のお話しを聞いてインタビュー~」
年代も職業も違う、3人の先輩方にお話しをしていただきました。

先輩方も1分自己紹介から!

お話しとインタビューの流れは 以下のように進めました。
その場で質問を考え、インタビューしていくスタイルです。どんな質問が出てくるのか、ドキドキです。

1人目の先輩は、市役所職員の力武眞紀さん。

2人目の先輩は、伊万里信用金庫の副島裕介さん。

3人目の先輩は、PORTOの森戸裕一さん。

「何を」「どのように」だけでなく、「なぜ」「どんな気持ちで」や、「きっかけは」などの視点で質問がなされていました。先輩方の「大切にしたい想い」を見つけることができたでしょうか。

インタビュー結果をグループで振り返り、まとめます。

休憩のあとは、最後のワーク
「2030年わくわくする伊万里の未来新聞をつくろう」
みんなの共通の大切にしたい想いを軸に、自分たちの「つくりたい未来」のイメージを、その取組みが未来の新聞に掲載されたと想定して作ります。

といっても、まだ漠然としていますね。

順を追って考えていきます。

軸となる想いが決まったら、アイディアがどんどん出てきています。そこからアイディアを絞るのが難しそうでした。投票をするグループ、話し合いで決めるグループ、いろいろでした。

そのアイディアを10年間続けていったら、未来の伊万里はどう変わっているか。短時間で新聞記事にしていきます。残り時間コールに、ものすごい集中力とチーム力を発揮する高校生のみなさん。

3つの未来新聞が完成しました!
軸とした「想い」と「アイディア」と共に、新聞の発表をします。

▼ People Meets Love新聞「IDO、今年も開催!」

▼ 佐賀新聞「GSSF!開催」

▼ 佐賀新聞「伊万里アーケード今年も」

これで本日の講座(10時~16時)は終了です。最後に今日一日の振り返りをグループで行います。1分での共有もすっかり慣れてとてもスムーズになっていました。

終わったあともずっと話していたり、連絡先の交換をする姿が見られ、交流が深まったのだなぁと思いました。学校や学年が違うからこそ話せたこともあったのかもしれません。

ケーブルテレビの取材も入りました。

最後に、アンケートのコメントを掲載します。満足度がとても高く、大変嬉しく思っています。今回の企画を一緒に考え、準備をしてくださった伊万里市教育委員会の皆様と、お話ししてくださった伊万里の先輩方に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。


・伊万里のよさを改めて感じた。
・自分の意見を言うということが普段あまりないのでいい経験になりました。楽しかったです
・今日の講座を通して、たくさんの刺激をいただきました。ここで学んだことを将来にいかしていきたいと思います。
・今回の講座に参加して、自分とは違う意見や考えを知ることができたし、今回参加された方と“出会う”ことができてよかったです。自分のためになるいい機会でした。
・グループで話し合ったり、新聞を作ったり、全く知らない人と色々話すことができてとても良い経験になりました。また、講師の先生方もとても良かったです。
・伊万里のいい所を活かしていけるように、また、年齢問わずたくさんの人々と交流できる機会を増やしていきたいと思った。社会に出てからも伊万里に残り、発展させていきたいと思った。
・講座に参加して、これからの伊万里の発展に携わっていけたらと思います。私も伊万里に残るので地域の行事やイベントに参加して伊万里を盛り上げられたらと思いました。
・今回の話し合いに参加出来てとてもよかったです。伊万里の先輩達の話もとても感動した!こういう機会をもっと増やしてほしいです。
・今回、講座に参加してみて初対面の人たちとグループになって緊張していましたが、だんだん慣れてきて楽しく活動することができました。なかなか、こういう経験することがないので貴重な体験をすることができました。
・伊万里の先輩方の地元に対する想いやグループの皆さんが大事にいている想いを聞けてとても有意義な時間でした。今日学んだことを活かして地元のためになる活動をできたらなと思いました。
・今までに、地元について考える講演など何度か受けてきましたが、今回参加した「伊万里未来プランナー」では、今まで思っていた考えが大きく変化した自分にとってとても貴重な体験となりました。ありがとうございました。
・自分に未来とこれからの伊万里を考える良い機会になりました。いろんな人たちの想いを聞くことができ、とても勉強になりました。ありがとうございました。
・内容がとてもおもしろくたくさんの形でたくさんの思いで伊万里を盛り上げているところがとてもよかった。同じグループの人たちも心優しくてよかった。結果は大切だけどその過程や思いも大切だと知れ学べた。


【レポート】地域活動応援のための3 か月短期講座 第3回「共に取組む、仲間づくり力」

2019年6月28日(金)に、地域活動応援塾・くるめ主催の地域活動応援のための3 か月短期講座の第3回「共に取組む、仲間づくり力〜同志のチカラで社会を良くする〜」にて、coco change の廣岡が講師を務めました。

地域で活躍される方・活動してみたい方が参加されていた連続講座の最終回で、「どうやって仲間をつくって、そこから機能するチームをつくっていくか?」という点について、グループでの対話や紙を使った体験ワークなどを用いながら、お話を進めさせていただきました!

市民活動に生かしたいコミュニティ・オーガナイジングの視点の紹介

物語の「スイミー」の様に、それぞれの力を合わせて。
そして、それぞれが持つ多様性を尊重することを大切にして、市民活動を進めていくことがポイントだとお伝えしました。

平日の夜でしたが、こんなにたくさんの方にご参加いただけました!

後半では、チームや団体ですぐに使えるスキル(チーム構築)について、ワークを交えてお伝えしました。
その際、チーム構築のスキルを団体運営で実際にどうやって活用しているのか、coco changeの例を用いて具体的に説明しました。

今回の講座では、コミュニティ・オーガナイジングでお伝えするリーダーシップの要素の一つをピックアップしてお伝えしました。丸2日間でみっちりコミュニティ・オーガナイジングを学ぶ「フル・ワークショップ」では、5つのリーダーシップの要素を全て体験することができます!興味を持たれた方は是非、受講してください。

九州で唯一福岡(久留米)で定期的に開催していますが、今年は年末頃に開催予定です。

【レポート】市民活動基礎講座「市民活動がもっと良くなるために知っておきたいこと」

2019年2月17日(日)に、長崎市の市民活動センター「ランタナ」で開催された、市民活動基礎講座「市民活動がもっと良くなるために知っておきたいこと」にて、coco change の廣岡が講師を務めました。

市民活動基礎講座は、市民活動団体を設立して間もない方や、今から活動を始めてみようと思っている方を対象に、「メンバーの強みを活かした活動ができてる?」「団体の目的はちゃんとある?」「他の団体と連携するには?」といった疑問の解消を目指した講座です。今回の講座では、市民活動でみんなが楽しく力を発揮しあえるチームの作り方について、お話させていただきました!

参加者全員でまずは自己紹介からスタート

まず始めに、コミュニティ・オーガナイジングの紹介で使う「スイミー」を使いながら、「一人一人の違いを活かす」「力を合わせると大きな力になる」といった、市民活動にも活かせる考え方をお伝えしました。

その後、今回はコミュニティ・オーガナイジングの5つの要素の中でも、チームや団体ですぐに使えるスキル(チーム構築)について、ワークを交えてお伝えしました。
その際、チーム構築のスキルを団体運営で実際にどうやって活用しているのか、coco changeの例を用いて具体的に説明しました。

ペアワークで意見を出し合いました
最後に、全員で振り返りをして終わりました!

実際に関わっておられる団体の話を中心に、どうすればもっと活動しやすくなるか?を、みなさんで考えられた場になったのではないかと感じます。
アンケートでも、「モヤモヤしていたがまた頑張れそう!」「わからないことを、すぐ解決してくれる進行だった」という感想をいただけました。

今回の講座では、コミュニティ・オーガナイジングでお伝えするリーダーシップの要素の一つをピックアップしてお伝えしました。丸2日間でみっちりコミュニティ・オーガナイジングを学ぶ「フル・ワークショップ」では、5つのリーダーシップの要素を全て体験することができます!興味を持たれた方は是非、受講してください。

九州で唯一福岡(久留米)で定期的に開催していますが、今年は秋頃に開催予定です。

【レポート】NPOマネジメント講座 第6回「コミュニティオーガナイジング」

2019年1月24日(木)に、福岡NPO・ボランティア交流センター「あすみん」で開催された、NPOマネジメント講座 第6回「コミュニティオーガナイジング」にて、coco change の廣岡が講師を務めました。

あすみん中村さんの挨拶

NPOマネジメント講座とは、あすみんが主催する全6回の講座で、
「組織の運営に悩んでいる」、「新規事業の確立や事業を拡大したい」そんな、これからの発展をめざしているNPO やボランティア団体を対象にしています。最終回である 「コミュニティオーガナイジング」では、 「市民のチカラで社会を良くする技術を学ぶ」をテーマに、コミュニティの力を引き出し、市民の主体性で問題解決に取り組むポイントをお伝えしました。

講師の廣岡

coco change からはお手伝いとして山本、井上、國武も参加しました。

まず初めに、コミュニティ・オーガナイジングとは何か、概要を説明。北九州の事例の資料を読み、近くの方と感想を共有して頂きました。

今回はコミュニティ・オーガナイジングの5つの要素の中でも、チームや団体ですぐに使えるスキル(チーム構築)について、ワークを交えてお伝えしました。

「夢のようなチーム」「叫びたくなるチーム」のグループワーク では、実際に団体で活動をされている方が多いこともあり、とても盛り上がりました。

ワーク用の資料「チームのノーム」

チーム構築のスキルを団体運営で実際にどうやって活用しているのか、coco changeの例を用いて具体的に説明しました。

2時間という短い時間でしたので、 コミュニティ・オーガナイジングのほんの一部分しかお伝えできませんでしたが、 チーム・団体運営については「わかりやすかった」「参考になった」という感想を頂けました。

短時間のミニ・ワークショップは手軽な反面、コミュニティ・オーガナイジングの本当の良さをなかなか伝えることができないのが悩みです。フル・ワークショップでは5つのリーダーシップの要素を全て体験することができるので、興味を持たれた方は是非、受講して頂ければと思います。福岡での開催は今年秋の予定です。

あすみんのスタッフの皆様、ありがとうございました!

【レポート】事実を引き出す「メタファシリテーション」勉強会

2019年1月12日(土)にNPO法人coco changeとして勉強会を初めて開催。「なぜ」と聞かない質問術!事実を引き出す「メタファシリテーション」勉強会と題して、フィリピンの女性や子どもの教育支援活動をしている認定NPO法人ソルト・パヤタス事務局長であり、当法人の監事を務める井上広之さんがプレゼンターを務めました。今回の勉強会は、コミュニティオーガナイジングワークショップを受講したことのある方などを中心にどなたでも受講できるように公開し、福岡県内外から14人の方が参加しました。

メタファシリテーションは、ムラのミライの共同代表である和田信明氏と中田豊一氏が国際協力の現場で使える実践的なファシリテーション手法として開発した課題発見・解決のための対話術です。この手法がまとめられた著書「途上国の人々との話し方 国際協力メタファシリテーションの手法」(2010年)は口コミで広まり、青年海外協力隊など国際協力の現場で活躍する人の間で、必読の書となっています。

プレゼンターの井上さんは、フィリピンで支援活動を行う際に、「私たちの支援活動はあなた達の役に立っていますか?」というありがちな質問などにおいて、現地の方が忖度して答えてしまっていないか、事実と違う回答が引き出されているのではないかと疑問をもったそうです。そんな中でメタファシリテーションを学んだ井上さんは、「質問をされた人は、質問する側の理想とすることや一部の偏った事実だけで答えていることもしばしばある」と参加者に具体的な会話の事例を交えて話しました。

私たちの普段する質問の中には、事実を尋ねるものの他に「答える側の考えや見解を尋ねる質問」や「好みや思いこみを引き出す質問」があること、また経験や知識や存在の有無を確認するなど事実を引きだす質問の例などを紹介。参加者はメタファシリテーションの手順に沿って、ペアになってワークに取り組んでみて、「質問するのは難しい」、「自分の持ち物について、客観的な事実の部分を質問により引き出してもらった」、「仕事で部下へ質問するときにも役立つと思う」などの感想を共有しました。