【レポート】「ワタシサイズの一歩」~チームの力を引き出すリーダーシップをめざす~②(佐賀県立男女共同参画センター アバンセ)

2020年2月15日(土)に佐賀県立男女共同参画センターアバンセで、 地域女性リーダー養成セミナー「ワタシサイズの一歩」~チームの力を引き出すリーダーシップをめざす~ で、最終日となる3回目は当法人のメンバーの國武と上原が講師を務めました。

前週につくったストーリーを、参加者のみなさんがそれぞれブラッシュアップしてくることが宿題でした。自己紹介を兼ねてそのストーリーを一人3分ずつグループで共有。3分という短い時間の中で、前の週より時間を守って、より聞き手に伝わるよう自分の価値観や経験を織り込んだストーリーが語られていたようです。

次に國武より「チームの力を引き出すリーダーシップとは」をテーマに、コミュニティ・オーガナイジングで基本となっている、メンバー一人ひとりが力をつけて雪の結晶のように広がっていくスノーフレークリーダーシップについて伝えました。

その後に、参加者のみなさんが今までに経験した「夢のようなチーム」と活動がうまくいかない「叫びたくなるようなチーム」を書き出し、グループ毎に1つずつ発表しました。さらに良いチームのポイントにはどんなところがあるか、その条件、決定などをもとに機能しているチームについて学び、今まで経験したチームには、どの要素があったから夢のようなチームだったのか、どの要素があればもっと良いチームになれたのかを探していきました。

また國武が関わっているプロジェクトである「久留米10万人女子会」について紹介。これまでの活動を、機能するチームの要素に当てはめて振り返ってみると「一人ひとりの得意なことや成長させたい分野に基づいて、役割分担をしていなかった」と気がついたことを話しました。一方で、目的を明確にしていたり、事業計画をつくったり、定期的にミーティングを開催したりできていることも伝えました。

もう一つ、私たち「cocochange」の設立までの経緯や活動について上原から話をしました。その中で、団体運営していくときに抱えてきた課題やその課題にどう対処していったのかを具体的に紹介。定期的にミーティングをしたり、共有する目的を見直しながら丁寧につくったり、みんなで目的をイメージしながらロゴを考えたり、メンバー間の約束事をつくり守っていくことなど、チームが機能する要素をいかしながら活動を進めてきたことを伝えました。

最後にみなさんと円になって、今回の講座を受講して学びになったこと、気づいたことなどについて一言ずつ話をしていただきました。「うまくいっているチーム、その要素を改めて確認できた」「関わっているメンバーと意見が違って悩むこともあるが、ヒントになることが見つかったので良かった」などの感想が寄せられました。

【レポート】「ワタシサイズの一歩」~チームの力を引き出すリーダーシップをめざす~①(佐賀県立男女共同参画センター アバンセ)

佐賀県立男女共同参画センター「アバンセ」からのご依頼で、 地域女性リーダー養成セミナー「ワタシサイズの一歩」~チームの力を引き出すリーダーシップをめざす~ の連続講座にお招きいただきました。前週の2020年2月1日は、コミュニティ・オーガナイジングの参加メンバーでもある井上智美さんにより「ワタシサイズの私の生き方」をテーマに講義が開催されました。キャリアトランプも用いて改めて自分自身を見つめなおす機会となったようです。

そして、今回2月8日は「ワタシの3分ストーリーを考える」をテーマに、coco change山本と尊田で講座を担当しました。

参加者、女性18名。年齢も若者から経験豊富な先輩方まで様々な年齢の方々にご参加いただきました。先月の佐賀市民活動プラザ講座参加の方も数名おられ、嬉しく感じました。

 まずは、ワークシートを使ってお互いの自己紹介。皆さんのドキドキワクワク…「今日、ここに来た理由」が始まります。

 尊田からは「今、わたしがこの活動を続けている」原体験やそこから生み出された今の価値観についてストーリー形式でご紹介。スイミーを用いたコミュニティ・オーガナイジングの概要や歴史をお伝えしました。

続いて山本からも、現在の様々な活動と対照的に子どもの頃の控えめな姿、学生時代に抱えた思い、そこから生み出された今の価値観についてストーリー形式で紹介しました。

 ここからは、今回のテーマである「3分ストーリー」に入れたい要素について理論を交えて学びました。理論的な理解と感情的な理解を組み合わせて、初めて人は動くというポイント、価値観とは何かについて確認しました。

 価値観は感情を通じて伝わり、感情が行動に影響を与える。行動を邪魔する感情を、行動につなげる感情に変える要素を学びました。話の筋の場面では、最近、山本家の受験生に起きた困難について、具体的なエピソードを盛り込んで紹介。思わず参加者からのどよめきが起こりました。

 良いストーリーのお手本動画を見ながら、自分たちが何に気づいたか、どう感じたかについて意見交換。その後、モデルとして上原の3分ストーリーを聞き、3分で自分の伝えたい価値観が届く構造について体験し、どの部分が感情に響いたのかについて全体で共有しました。

 特に、coco changeからは、「自分が今、活動していない・・・けれど、今日をきっかけに自分が何を大切に生きているのかを何度も書き起こして、自分の軸を探していく。その軸を基に自分が今度は伝える・活動する側になっていく」という期待について伝えました。

いよいよ、3分ストーリーを語る時間!

 「楽しいことが大切」「人とのつながりに救われた」「性別によって機会が奪われないようにしたい」などなど、自身の体験を基に、価値観を語る練習をチャレンジしました。

 まずは、自転車に乗ってみる。自身を見つめなおす機会にすることの大切さを確認する時間となりました。

 「一人ひとりが個性や価値観を持っていて、一人の大人として持っていることが大切がという気づき、話を聞いてもらえるって心地いい。」「価値観を考えるっていうこと、行動するときには価値観があって判断しているということに気づけた。」「自分を話すって緊張するけれど、自分のことをわかってもらわないとチームづくり、戦略に結びつかないと思った」という嬉しい感想をいただきました。

【レポート】想いをつないで力を発揮する組織の作り方(佐賀市市民活動プラザ)

2020年1月19日(日)に佐賀市市民活動プラザで開催された人材育成のための機能・役割別研修「想いをつないで力を発揮する組織の作り方」にて当法人のメンバーが講師を務めました。

この講座では、市民活動を長年続けている団体やメンバーの入れ替わり頻繁な学生団体など、さまざまな団体が抱える「メンバーのモチベーションを向上させるにはどうしたらいいか」、「新しいメンバーとのコミュニケーションの取り方が難しい」などの課題を解決するためのヒントを伝えました。

まず、私たちcocochangeの活動の軸となっている「コミュニティ・オーガナイジング」という課題解決の手法の中から、1対1のミーティングスキルを通した関係の築き方(関係構築)について話しました。

「大切にしている想いは何か」、「どんなことに関心があるか」、「どんなスキルやノウハウ、人とのつながり等を持っているか」などに焦点をしぼって質問し、相手と自分の持っている想い、関心、資源と共通するものがあるかを探していくペアワークをしました。

「初めて話したが、共有できるものがあって嬉しかった」、「短い時間だったけれど、ぐっと距離が縮まったように思う」、「何気ない会話ではなく、焦点をしぼって質問することで本当の想いが聞けた」など感想が聞かれました。

次に、参加者の皆さんがこれまでに体験した「活動していて楽しかった、充実していた夢のようなチーム」と「活動を続けるのが難しく、悩みを抱えていて叫びたくなるようなチーム」を挙げてもらいました。

良いチームとして機能する9つの条件を伝え、皆さんの経験した夢のようなチームにあてはまっていた要素を見つけていきました。

また活動が継続し広がっていく組織づくりをめざして、1人だけがリーダーとして活動を担うのではなく、一人ひとりが役割をもち、力を高めながら雪の結晶のように広がる「スノーフレークリーダーシップ」について説明しました。

元学生団体の代表が事例として「性的同意」「性的自己決定権」を啓発する学生団体の活動の立ち上げから、メンバーの集め方、戦略の立て方などを紹介しました。

また、当法人の活動の成り立ち、これまでの活動とミーティングのやり方や目的共有の仕方などを具体的に話しました。

最後に参加者の気づきを共有すると、「組織づくりにも個人の価値観を引き出すことが大事と思った」「初めて聞く話ばかりだったが、学生団体の運営にも役立てていきたい」などの感想が寄せられました。

【レポート】第6回コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップIN久留米

開催日:2019年12月21-22 
開催地:久留米市総合福祉会館
主催:NPO法人 coco change
募集ページはこちら

2019年12月21-22日、久留米市総合福祉会館にて「コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ」を開催いたしました。

業界、老若男女問わず、現在直面している課題解決や今後より良い未来の創造を実現していくスキルを学びたいという想いから集まった社会福祉事業所、学校、行政関係者や一般社団、NPO法人の代表や大学生など総勢19名が参加いたしました。コーチ陣は、主催であるNPO法人coco changeを中心に東京、大阪、広島より集まり行いました。

会場の雰囲気は、初対面同士でよそよそしい感じと全120ページに渡る冊子を片手に今回のスケージュールを聞きながら、2日間過ごすことができるのか!?という不安な空気を感じました。コーチサイドも直前まで車のガス欠や体調不良による遅刻などスムーズなスタートが切れず不安な表情が見ていました。

そんななか始まった講義でしたが、ノームを決める際、「お互いを無理させない」「誰とでも話す」「みんな名前札の名前で呼び合う」などお互いを思いあう言葉や、ノームコレクションでは会場中を一つにする「One Team」と掛け声に決まってからは、自身、他者の立場、目的など関係なくここに集った同志として会場全体が一つとなり話をする雰囲気が印象的でした。

とはいえ、今回のワークショップで「コーチング」「パブリックナラティブ」「関係構築」「チーム構築」「戦略」「アクション」と2日間で多くのことを学んでいくなか、「?」の連続!!自転車に乗ってはこけ、また乗ってはこけ、すりキズだらけになって学ばれました。

「コーチング」では、「観察と診断まではいけるのですが、介入には至らず…。」「現状把握にとどまり、次へのアプローチができなかった。」といった、質問と言い換えを繰り返しながら相手の課題を探る事に苦戦していました。しかし、「自分がやってみて、もっと質問して、その人たちの考える時間をつくるのも大事。」「具体的なアイデアが出たときに、具体的にどうすればよいですか?といった、手の部分への質問を…。」といった学びに繋がるような感想もあがっていました。

「ストーリーオブセルフ」では、「困難」「選択」「結果」を交え自身の価値観を語ることに挑戦するなかで、伝える難しさに直面しつつも、フィードバックで見えていなかったものが見えてきたり、共感してもらったりすることで自身の価値観の再認識をされている様子でした。

「ストーリーオブセルフ」を通じて自身と他者の価値観に触れ、「関係構築」のワークで共通の価値観を引き出し、関心を共有し、「チーム構築」では、お互いの直面している困難や対象者等の違いでチームのテーマを決めるのに苦戦しつつも、共有する価値観を整理し何とか共有目的を見出し、チームの「ノーム」「チャント」を作りました。

その後の「ストーリーオブアス」の講義のワークでは、「最初は意見がバラバラで大変だった。」「2分間で…はいどうぞ!というプレッシャー。」という「困難」に直面しながらも、共有する「希望」「価値観」が見えてきて「明日が楽しみ。」という言葉も上がってきながら1日目を終えました。

「戦略」という自転車に乗ることから始まった2日目。朝は「今日も頑張りましょう!」「今日もよろしくお願いします。」と自身をさらけ出し、お互いを共有し、思いやる余裕が出てきて1日目とはまた違った雰囲気でのスタートを切りました。

…が、まだまだ転び続けました。

限られた時間の中で、「変革の仮説」を立て、それを絵にし、「戦術」と「タイムライン」を作り上げていきました。なかなか、意見がまとまらなかったり、同志が絞れなかったり…。しかし、チーム内でもリーダーシップを発揮しまとめ上げ、1日目のコーチングにトライして進めていく参加者に圧倒されました。

どのチームも、限られた時間の中で明確な戦略的なゴールを立て、具体的なイベントや規模などを作り上げられていました。

そして「ストーリーオブナウ」を語る上で、「セルフ」「アス」「ナウ」を結びつけることに挑戦して行きました。このなかで特に「アス」を語る難しさに再度直面していた参加者の方々…またこけてすりキズが増えている様子でした。とはいえ、2日目の振り返りをしながら、語ることで会場の一体感を作り上げていきました。

最後はサークルになって2日間の振り返りを行いました。「早速、実践してみたいと思います。」「もっと学びを深めたい。」など、自転車に乗った分だけ前に進み、転んでできたすりキズだけ学びの深さとなり、1人で抱え込まず仲間の力を借りながら明日から学びを振り返り、実践していきたい!という有意義な2日間を過ごされた雰囲気が立ち込めていました。また、今回できた仲間との交流を深めていきたい様子でした。
是非、また各フィールドに戻られても小さい実践から初めて(自転車に乗って)いきましょう!
とはいえ、まずはハードな2日間お疲れさまでした。

文責:竹本直樹(サブコーチ)

【レポート】自己探求講座 「心の種を見つけよう!〜ありのままの自分探し〜」

今回でNPO法人coco changeとして3回目となる勉強会を2019年11月20日に久留米市市民活動サポートセンターみんくるで開催しました。講師はキャリアコンサルタント/キャリアトランプ認定ファシリテーター/育休後アドバイザーなどの資格を持つ、いのうえともみさん。「福岡県男女共同参画センターあすばる」、地元小郡市在住の女性たちと地域コミュニティ「CORAL」を設立し、地域課題の解決に向け活動を継続中です。また高齢者就業支援相談員としてフルタイム勤務の傍ら、自らの体験から「子育てしながら活躍できる社会の実現」を願い、女性のキャリア支援にも携わられています。今回は、いのうえさんが「キャリアトランプ」を使って、参加者の自己探求をサポートしました。

キャリアトランプとは「言葉」を通じて、心のエピソードを引き出すことができるものだそうです。まずはそのキャリアトランプのスタイルの1つである「自分探し」をしていきました。参加者はグループごとに、たくさんのキャリアトランプの中から自分に当てはまると思う言葉が書いてあるものを3つ選びました。「自分の特徴を改めて見つめることができた」「他の人の選んだカードと選んだ理由を聞けてその人への理解が深まった」などの声が聞かれました。

後半は、自分の思い込みやネガティブなことに対して、視点を変えてみるワークでした。キャリアトランプに書かれた言葉をグループの皆さんで言い換えていきます。するとネガティブな言葉でも別の角度からの見方や捉え方ができ、ポジティブなものに言い換えられることに気がつきました。もっと広い視野で柔軟に考える力をつけることの大切さと、他の方の考え方を聞くことも悩みを解決する近道だと分かりました。