【レポート】第5回コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップIN久留米

開催日:2018年10月27-28日 
開催地:古賀病院21内会議室
主催:coco change

コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ㏌久留米としては5回目、coco change(現在はNPO法人として認証済)の初自主企画として、2018年10月27日~28日の2日間、久留米市古賀病院21内会議室にてワークショップを開催しました!
遠方は東京、大阪、大分から、社会福祉関係、労働組合関係、行政職員、地域のリーダー等総勢25名にご参加いただきました。また、運営側もコミュニティ・オーガナイジング・ジャパンのご支援並びに東京、大阪からもコーチ陣をお招きし、久留米の運営メンバーも含め多彩な顔ぶれになりました。
これまでは久留米市近郊から多くご参加いただいておりましたが、過去のワークショップ参加者から「受けてみて良かったからぜひお知り合いにもお勧めしたい!」とのご紹介も多く、地域での広がりを感じるワークショップとなりました。

最初は少し緊張気味のスタート

初日、朝9時の主催者からの冒頭あいさつです。参加者の皆さん、この2日間いったいどんな時間になるのかと不安なスタートです。
 主催者coco change廣岡より、一緒に学びを深めていく2日間である旨が伝えられました。

講義と実践で少しずつ手法を知る

まずは、コミュニティ・オーガナイジングの全体像やコーチングについて講義で手法を頭に入れ、ペア間でのコーチング実践をしました。コーチングでは、「話を聞いてもらえてものすごくすっきりしました!」という声も。少しずつ全体の雰囲気が柔らかくなってきます。

班に分かれて、メンバー全員で共有できる価値観を見出す

 自分自身の経験から大切にしている価値観を語ったり、ペアになってお互いに共通する価値観や関心・資源を探ります。さらに、メンバー全員との意見交換により、私たちのチームが成し遂げたい大きなゴールを見出します。途中、全体の学びにつながる人の発表タイムも。

いつのまにかこんな雰囲気に

チームごとに目的とチーム名、勢いづけるチャントを決め発表しました。あれ、初日朝9時の緊張して堅い雰囲気はどこへやら、この2日間を駆け抜けたい気持ちが高まってきます。

分刻みをリフレッシュ

 朝からの分刻み、いや秒刻みのスケジュールで頭も体もフル回転。そんな時はストレッチでリスタート!この部屋の仲間と一緒に頑張ってゴールに向かおう!という時間です。

メンバー同士での意見交換も活発に

いつの間にか壁は文字と付箋だらけ。この2日間のこれまでの自分とこれからのアイデアの集積です!

会場にいる誰とでもペア実践

 この部屋にいる人たちは、お互い、様々な経験があり様々な思いを持っている。それを知ったからか、昨日初めて会ったはずなのに、安心して自分のことを話したくなる。

わたしのプロジェクトに来てほしい!~アクション実践~

 いよいよ、最後の実践になりました!2日間で作った各プロジェクトの思いや内容について、誘い方の手法を織り交ぜながら仲間を増やす実践練習です、チーム対抗なのでとにかく真剣に誘っています。

振り返り

 今回のワークショップでは、初対面の参加者が多く、また活動地域が全く違うため、班でのプロジェクト構築が難しいのではと心配しましたが、ワークショップ中、分刻みに追われながらも学びに対する意欲が部屋中に満ちていました。さらに、今回学んだ手法を軸に、実際の活動でも生かす事例がみられ、ワークショップだけではなく、実践の大切さにこだわって伝えてきた成果を感じています。

今後の動き

 私たちは、「一人一人の力や思いの結集によって、地域の課題を解決できる社会を実現したい!」という趣旨から、団体基盤を安定させ活動をより効果的に行うため、2018年11月に特定非営利活動法人格を取得しています。今後も、各地のコミュニティ・オーガナイジング実践者が一度に集う「スノーフレーク祭り」、秋に開催予定のワークショップ等、地域の課題解決に取り組む方々へ、コミュニティ・オーガナイジングの手法やチーム構築に役立つ実践例を伝えていく予定です。引き続きご支援よろしくお願いします。