【お知らせ】ワタシサイズの一歩~チームの力を引き出すリーダーシップをめざす~

2月1日より地域女性リーダー養成セミナー「ワタシサイズの一歩~チームの力を引き出すリーダーシップをめざす~」佐賀県男女共同参画センター アバンセにて開催されます。全3回講座、2.3回をcoco changeが担当します。

私たちは、私たちの暮らしを
自分たちの力で、もっと良いもの、もっと楽しいものに変えることができるはず。
私らしい、私だからこそできる「ワタシサイズ」のリーダーシップが社会を変える最初の一歩。

地域や社会に変化を起こしたい方におススメの内容です。

【第1回】2月1日(土)10:00~12:00「ワタシサイズの私の生き方」~自分探しからの一歩~
講師 井上 智美さん(キャリアコンサルタント、CORAL理事)

【第2回】2月8日(土)13:00~16:00「ワタシの3分ストーリーを考える」~相手に伝わるストーリーづくり~
講師 山本 奈穂子さん(NPO法人 coco change 理事)

【第3回】2月15日(土)13:00~16:00「良いチームとは?チームづくりの成功例、失敗例」~地域や仕事で活かせる~
講師 國武 ゆかりさん(NPO法人 coco change 副代表理事)

会場 アバンセ3階 美術工芸室
参加費 無料 
対象 次にあてはまる女性(佐賀県内に在住・在勤・在学中の方、原則 全講座(3回)参加できる方) 
定員 20名(先着順)

詳細はこちら(受付は終了しました)
https://www.avance.or.jp/danjyo/_2790/_4552.html

【レポート】想いをつないで力を発揮する組織の作り方(佐賀市市民活動プラザ)

2020年1月19日(日)に佐賀市市民活動プラザで開催された人材育成のための機能・役割別研修「想いをつないで力を発揮する組織の作り方」にて当法人のメンバーが講師を務めました。

この講座では、市民活動を長年続けている団体やメンバーの入れ替わり頻繁な学生団体など、さまざまな団体が抱える「メンバーのモチベーションを向上させるにはどうしたらいいか」、「新しいメンバーとのコミュニケーションの取り方が難しい」などの課題を解決するためのヒントを伝えました。

まず、私たちcocochangeの活動の軸となっている「コミュニティ・オーガナイジング」という課題解決の手法の中から、1対1のミーティングスキルを通した関係の築き方(関係構築)について話しました。

「大切にしている想いは何か」、「どんなことに関心があるか」、「どんなスキルやノウハウ、人とのつながり等を持っているか」などに焦点をしぼって質問し、相手と自分の持っている想い、関心、資源と共通するものがあるかを探していくペアワークをしました。

「初めて話したが、共有できるものがあって嬉しかった」、「短い時間だったけれど、ぐっと距離が縮まったように思う」、「何気ない会話ではなく、焦点をしぼって質問することで本当の想いが聞けた」など感想が聞かれました。

次に、参加者の皆さんがこれまでに体験した「活動していて楽しかった、充実していた夢のようなチーム」と「活動を続けるのが難しく、悩みを抱えていて叫びたくなるようなチーム」を挙げてもらいました。

良いチームとして機能する9つの条件を伝え、皆さんの経験した夢のようなチームにあてはまっていた要素を見つけていきました。

また活動が継続し広がっていく組織づくりをめざして、1人だけがリーダーとして活動を担うのではなく、一人ひとりが役割をもち、力を高めながら雪の結晶のように広がる「スノーフレークリーダーシップ」について説明しました。

元学生団体の代表が事例として「性的同意」「性的自己決定権」を啓発する学生団体の活動の立ち上げから、メンバーの集め方、戦略の立て方などを紹介しました。

また、当法人の活動の成り立ち、これまでの活動とミーティングのやり方や目的共有の仕方などを具体的に話しました。

最後に参加者の気づきを共有すると、「組織づくりにも個人の価値観を引き出すことが大事と思った」「初めて聞く話ばかりだったが、学生団体の運営にも役立てていきたい」などの感想が寄せられました。

【レポート】第6回コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップIN久留米

開催日:2019年12月21-22 
開催地:久留米市総合福祉会館
主催:NPO法人 coco change
募集ページはこちら

2019年12月21-22日、久留米市総合福祉会館にて「コミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ」を開催いたしました。

業界、老若男女問わず、現在直面している課題解決や今後より良い未来の創造を実現していくスキルを学びたいという想いから集まった社会福祉事業所、学校、行政関係者や一般社団、NPO法人の代表や大学生など総勢19名が参加いたしました。コーチ陣は、主催であるNPO法人coco changeを中心に東京、大阪、広島より集まり行いました。

会場の雰囲気は、初対面同士でよそよそしい感じと全120ページに渡る冊子を片手に今回のスケージュールを聞きながら、2日間過ごすことができるのか!?という不安な空気を感じました。コーチサイドも直前まで車のガス欠や体調不良による遅刻などスムーズなスタートが切れず不安な表情が見ていました。

そんななか始まった講義でしたが、ノームを決める際、「お互いを無理させない」「誰とでも話す」「みんな名前札の名前で呼び合う」などお互いを思いあう言葉や、ノームコレクションでは会場中を一つにする「One Team」と掛け声に決まってからは、自身、他者の立場、目的など関係なくここに集った同志として会場全体が一つとなり話をする雰囲気が印象的でした。

とはいえ、今回のワークショップで「コーチング」「パブリックナラティブ」「関係構築」「チーム構築」「戦略」「アクション」と2日間で多くのことを学んでいくなか、「?」の連続!!自転車に乗ってはこけ、また乗ってはこけ、すりキズだらけになって学ばれました。

「コーチング」では、「観察と診断まではいけるのですが、介入には至らず…。」「現状把握にとどまり、次へのアプローチができなかった。」といった、質問と言い換えを繰り返しながら相手の課題を探る事に苦戦していました。しかし、「自分がやってみて、もっと質問して、その人たちの考える時間をつくるのも大事。」「具体的なアイデアが出たときに、具体的にどうすればよいですか?といった、手の部分への質問を…。」といった学びに繋がるような感想もあがっていました。

「ストーリーオブセルフ」では、「困難」「選択」「結果」を交え自身の価値観を語ることに挑戦するなかで、伝える難しさに直面しつつも、フィードバックで見えていなかったものが見えてきたり、共感してもらったりすることで自身の価値観の再認識をされている様子でした。

「ストーリーオブセルフ」を通じて自身と他者の価値観に触れ、「関係構築」のワークで共通の価値観を引き出し、関心を共有し、「チーム構築」では、お互いの直面している困難や対象者等の違いでチームのテーマを決めるのに苦戦しつつも、共有する価値観を整理し何とか共有目的を見出し、チームの「ノーム」「チャント」を作りました。

その後の「ストーリーオブアス」の講義のワークでは、「最初は意見がバラバラで大変だった。」「2分間で…はいどうぞ!というプレッシャー。」という「困難」に直面しながらも、共有する「希望」「価値観」が見えてきて「明日が楽しみ。」という言葉も上がってきながら1日目を終えました。

「戦略」という自転車に乗ることから始まった2日目。朝は「今日も頑張りましょう!」「今日もよろしくお願いします。」と自身をさらけ出し、お互いを共有し、思いやる余裕が出てきて1日目とはまた違った雰囲気でのスタートを切りました。

…が、まだまだ転び続けました。

限られた時間の中で、「変革の仮説」を立て、それを絵にし、「戦術」と「タイムライン」を作り上げていきました。なかなか、意見がまとまらなかったり、同志が絞れなかったり…。しかし、チーム内でもリーダーシップを発揮しまとめ上げ、1日目のコーチングにトライして進めていく参加者に圧倒されました。

どのチームも、限られた時間の中で明確な戦略的なゴールを立て、具体的なイベントや規模などを作り上げられていました。

そして「ストーリーオブナウ」を語る上で、「セルフ」「アス」「ナウ」を結びつけることに挑戦して行きました。このなかで特に「アス」を語る難しさに再度直面していた参加者の方々…またこけてすりキズが増えている様子でした。とはいえ、2日目の振り返りをしながら、語ることで会場の一体感を作り上げていきました。

最後はサークルになって2日間の振り返りを行いました。「早速、実践してみたいと思います。」「もっと学びを深めたい。」など、自転車に乗った分だけ前に進み、転んでできたすりキズだけ学びの深さとなり、1人で抱え込まず仲間の力を借りながら明日から学びを振り返り、実践していきたい!という有意義な2日間を過ごされた雰囲気が立ち込めていました。また、今回できた仲間との交流を深めていきたい様子でした。
是非、また各フィールドに戻られても小さい実践から初めて(自転車に乗って)いきましょう!
とはいえ、まずはハードな2日間お疲れさまでした。

文責:竹本直樹(サブコーチ)

【お知らせ】想いをつないで力を発揮する組織の作り方~Snowflake Leadership~

佐賀市にて、講座を担当させていただきます。参加費は無料、どなたでも参加できます。 お申込みは下記申し込みフォームにて受け付けています。


長くつきあっていても実は相手のことをよく知らなかったりしていませんか?
「何を大切に思っているのか」
「何が活動の根拠になっているのか」

市民活動団体などの組織が活動を続けていくときに、重要なポイントとなる一人ひとりの想い。
活動に至った想いを改めて確認し、モチベーションを保って活動することや、新しいメンバーとともに活動に取り組む際のポイントを学びます。

【開催概要】
日時:2020年1月19日(日)13:30~17:00
※時間帯は目安です。前後する場合がございます。
場所:佐賀商工ビル 7F 共用大会議室A
(Googleマップ:https://goo.gl/maps/MqcKStcphVbuJZmC9
対象:市民活動団体や学生団体、市民活動やまちづくりに関心がある方
・メンバーのモチベーションを向上させたい
・新しく加わったメンバーと想いを共有したい
・1対1のコミュニケーションを改善したい
参加費:無料
定員:30名

【プログラム】
13:30~オープニング・趣旨説明・講師紹介
13:35~セミナー・関係構築ワーク・事例紹介
・一人ひとりの力が高まるリーダーシップとは
・1対1ミーティングスキルを通した関係のつくり方(関係構築ワーク)
・活動が継続し、広がる組織にするには(スノーフレーク・リーダーシップ・事例紹介)
(途中、適宜休憩)
16:50~クロージング・アンケート・記念写真
17:00:終了

【講師】
山本 奈穂子さん(やまもと なおこ)、他にcoco changeメンバーより数名
・ 特定非営利活動法人coco change/理事
地元で地域コミュニティを運営している関係でcoco changeのメンバーに出会いNPO法人を設立。「coco change」の名称由来である「一人ひとりが変化になれる」「ここから始める」「個々にも力がある」という思いのもと、地域社会に広く貢献したいと活動。コミュニティ・オーガナイジング講師・コーチ。

<NPO法人 coco change>
コミュニティ・オーガナイジングという課題解決の手法を軸におき、社会を変えられる力が一人ひとりにあると伝えて、実際にその人が立ち上がり自走出来るようにサポートする活動を行っています。
Webサイト:https://cocochange.com/

【主催・問合せ先】
佐賀市市民活動プラザ(担当:秋山 翔太郎)
(人材育成事業/機能・役割別研修/A-5整える力)
〒840-0826 佐賀市白山二丁目1番12号 佐賀商工ビル7階
TEL:0952-40-2002
FAX:0952-40-2011
E-mail:plaza@tsunasaga.jp
Web:https://www.tsunasaga.jp/plaza/
Facebook:https://fb.me/tsunasaga.plaza/

【申込みフォーム】
https://forms.gle/Hm38REsE4Rj8o7Hd8

【レポート】自己探求講座 「心の種を見つけよう!〜ありのままの自分探し〜」

今回でNPO法人coco changeとして3回目となる勉強会を2019年11月20日に久留米市市民活動サポートセンターみんくるで開催しました。講師はキャリアコンサルタント/キャリアトランプ認定ファシリテーター/育休後アドバイザーなどの資格を持つ、いのうえともみさん。「福岡県男女共同参画センターあすばる」、地元小郡市在住の女性たちと地域コミュニティ「CORAL」を設立し、地域課題の解決に向け活動を継続中です。また高齢者就業支援相談員としてフルタイム勤務の傍ら、自らの体験から「子育てしながら活躍できる社会の実現」を願い、女性のキャリア支援にも携わられています。今回は、いのうえさんが「キャリアトランプ」を使って、参加者の自己探求をサポートしました。

キャリアトランプとは「言葉」を通じて、心のエピソードを引き出すことができるものだそうです。まずはそのキャリアトランプのスタイルの1つである「自分探し」をしていきました。参加者はグループごとに、たくさんのキャリアトランプの中から自分に当てはまると思う言葉が書いてあるものを3つ選びました。「自分の特徴を改めて見つめることができた」「他の人の選んだカードと選んだ理由を聞けてその人への理解が深まった」などの声が聞かれました。

後半は、自分の思い込みやネガティブなことに対して、視点を変えてみるワークでした。キャリアトランプに書かれた言葉をグループの皆さんで言い換えていきます。するとネガティブな言葉でも別の角度からの見方や捉え方ができ、ポジティブなものに言い換えられることに気がつきました。もっと広い視野で柔軟に考える力をつけることの大切さと、他の方の考え方を聞くことも悩みを解決する近道だと分かりました。